函館市の大舟漁港美呂泊(びろどまり)地区はチカの好ポイントとして知られるが、1年を通して穴釣りでガヤが狙えるポイントでもある。冷え込みが厳しかった16日に15〜24cmのガヤの入れ食いを堪能した。
旧南茅部町のほとんどの港は前日15日に降った雪で入釣しづらかった。大舟漁港美呂泊地区も雪深かったが、ガヤが外れることはほとんどなく、ソイも狙えるため午後3時過ぎに入釣した。
10gの蛍光レッドのブラーに半分にカットしたイソメを付け、南防波堤先端部および東防波堤基部と消波ブロックの間を探っていく。ブラーが底に着きコツンという感触が伝わった瞬間、サオ先が穴に引き込まれた。それでも難なく上がったのは18cmのガヤ。以降はブラーを落とし込むたびにヒットがあり、底に着く前のフォール中に食って来る場面もあった。時間は20分ほどだったが、12匹のガヤが釣れた。
今回のポイントは海中に障害物があまりなく、ブラーがスムーズに底に達する穴が多く釣りやすい。根掛かりも少ない。今後は一層寒さが厳しくなるが、短時間で元気なファイトを楽しめる可能性が高い同港のガヤに注目だ。
(本紙・金澤 賢治)
■ワンポイント
エサはイソメ以外なら持ちのいい紅イカがお薦め。防波堤は積雪が多いので足を滑らせないよう注意し、際から一歩下がって釣りをしよう。