枝幸町音標川河口海岸は人気、実績共に道内トップクラスのサケの好釣り場だ。9月10日、そんな人気の釣り場は大勢の釣り人でにぎわい、全体で20匹ほどのサケが釣れていた。

 午前8時半過ぎに釣り場に向かうと、川の流れ出しのすぐ右の海岸でサケと格闘する旭川市の葛西祐生(ゆうき)さん(27)の姿が目に飛び込んだ。強い引きに耐え、仲間が糸を手繰って上がったのは76cmの雄だった。釣り方はウキルアー釣りで、表が赤/青、裏がミラーの45gの円形ルアーを使用。タコベイトはピンクで、青と銀のフラッシャーが付いていた。エサはエビ塩カツオを使用。ウキ下を1mほど取り、40〜50mキャストしてスローリトリーブ中に釣れたという。

 数組の釣り人に状況を尋ねたところ、サケは全体で20匹ほど釣れ、大半が右海岸で上がったそう。葛西さんは前日9日も右海岸に入釣し、80cmの雌ザケをゲット。2日続けて獲物を手にした。
(札幌・三木田 久史)

■ワンポイント ■
 川は右に曲がって海へと流れ出していた。しけや増水などで向きが変わらない限り、右海岸が有利な状況は続くと思われる。

2日続けてサケをゲットした葛西さん
釣果の大半が上がった右海岸はこの混みよう
葛西さんが使っていたヒットルアー