網走市美岬海岸で16日午前7時過ぎ、ウキルアー釣りでサケが全体で6、7匹上がっていた。

 駐車スペース前の護岸では20人ほどがウキルアー釣りでサケを狙っていた。札幌市の杉本尚也さん(26)もその中の1人で、釣りたてホヤホヤの73cmの雌ザケを見せてくれた。入釣したのは同4時ごろ。ウキ下は1.2mほどで、ブルー系45gのスプーンにピンクのタコベイトをかぶせたハリをセット。エサは紅イカを使用した。40〜50m投げてゆっくりとリールを巻いたが、開始当初はさっぱり釣れず。だが同5時ごろから釣り場でサケが釣れ始め期待が高まったが、自身には相変わらず魚信がこない。それでも粘ってロッドを振り続けると、仕掛けの着水点から10〜20mリールを巻いた辺りで「コツコツ」とサケ特有の前当たりがきたそう。がまんして本当たりを待つと強い引きへと変わたっため、ロッドを立ててフッキングへ移行。取材直前に釣れたこの1匹は横に走ったり、ジャンプするなど好ファイトが楽しめたそうだ。

 この日釣れていたサケのコンディションにはばらつきがあり、銀ピカもいれば婚姻色の強い魚も見られた。古い群れと新しい群れが混在したこの釣り場。今後もう少しも間、サケ釣りを楽しむことができそうだ。
(本紙・坂井 宏彰)

◆ワンポイント◆
  周辺は蚊が非常に多いので対策は必須。ごみは必ず持ち帰り、迷惑駐車も厳禁。混雑している場合はここからほど近い同町能取漁港<湖口地区>でも狙えるので頭の隅に入れておこう。

釣れたばかりのサケと杉本さん
小さな川が流れ込む美岬海岸