寿都町朱太川河口海岸で9月22日、サケが全体で12匹ほど上がった。
午後1時前の現地では、同川河口両海岸で合わせて18人がウキルアー釣りでサケを狙っており、左海岸にいた倶知安町の大代佳明さん(28)が66cmの雄をキャッチしていた。
大代さんの入釣は午前5時前。ウキルアーのウキ下は1.1mでルアーは黒点入りのシルバー/オレンジ45gのスプーンをセレクト。タコベイトは夜光を選んだ。エサのソウダガツオはうまみ調味料とニンニク塩粉をまぶし集魚効果を高めた。キャストは40〜50mで、スローリトリーブで当たりを待っていると、同6時半ごろから周囲でぽつぽつサケが釣れ始めたそう。自身の右でも左でもサケが釣れ期待が最高潮に達した頃、大代さんに待望の当たりがくる。ルアーの着水地点から3、4回リールを巻いた辺りで前当たりもなく突然、強い引きがきたので合わせると、サオが大きく曲がりサケがヒット。強い引きを味わいながら、最後は砂浜にずり上げた。
朝まづめのピークタイムはわずか30分ほどで終わったが、その間に左海岸だけで大代さんが釣った1匹を含めて6匹ほどのサケが上がったそう。朝方は不調だった右海岸は同10時ごろから釣れ始め、取材時までに6匹ほど上がっていた。
(本紙・坂井 宏彰)
■ワンポイント■
現地で会ったベテランによると、右海岸は手前に深みがあり、干潮時はその深みをサケが回遊するのでよく釣れるのだとか。実際、潮位が下がっていた取材当日の同10時ごろも、この深みで当たりが集中したという。