江差港で12日、カレイ、ホッケが順調に上がっていた。

 正午、西防波堤先端部手前の港内側で投げザオのサオ先を見つめる地元の男性がいた。声をかけると「ホッケとカレイ狙いで今日は狙い通り両方釣れている」との返事が返ってきた。ホッケは30cm弱を主体に25~35cmが25~30匹ほどの好漁。カレイは25cmと41cmのマコガレイ、25cmと32cmのクロガシラが各1匹上がっていた。

 男性は午前7時ごろ、西防波堤先端部で3本の投げザオを出し釣りをスタート。アミエビを詰めたコマセカゴ付きの胴突き14号3本バリ仕掛けに塩イソメを付け、15~20m先へちょい投げ。これ以上投げると根掛かりリスクが高まるのだという。

 仕掛けを投げ入れたそばからホッケが釣れ、滑り出しは上々。コンスタントに釣果が伸びる。加えて同9時に釣れた41cmのマコガレイは特段重く、巻き上げる段階で大物と確信したという。ホッケは数釣り、カレイは型物が上がり、「数」と「型」の2つの釣趣が楽しめた。

 なお先端付近にいた地元の中学生は、同じく投げ釣りで35cmを超えるマガレイを複数匹キープ。今後はマガレイの上昇に期待できそうだ。
(本紙・金沢 賢治)