8日夜、ハモ釣りでにぎわっていた洞爺湖町虻田漁港本港地区では、多くの釣り人が釣果を手にしていた。午後8時ごろ、西防波堤先端部で8、9組が投げザオを出していた。その中で最もハモを釣っていたのは階段の手前にいた網走市の大学生、鹿島善さん(21)。40~55cmを10匹釣り、45cm以上を6匹キープしていた。

鹿島さんは4時ごろ、釣り開始。自作の仕掛けはシンプルでウナギバリ16号の胴突き1本バリ。飾りはチモトの夜光玉のみ。ハリスはヒット時の絡み防止のため、フロロカーボン8号と太めを選んだ。外海側の消波ブロック越しに100~150m遠投し、ヒトデを避けるのと誘いをかける目的で15分に1回は仕掛けを動かした。すると6時からコンスタントにハモがヒットし、合間で25~30cmのマガレイも4匹ヒット。エサは半分にカットした塩イソメの2、3本掛けと塩ソウダガツオだったが、前者への反応が圧倒的に良かったという。飛距離は125mほどに当たりが多かったそうだ。

釣果を聞いて回ると、大半が40~60cmを中心に1~3匹手にしていた。階段を上ってすぐの場所にいた人は締めサバとイソメの相掛けで8時台に77cmと78cmをゲットしており、大物のチャンスもあるようだ。
(本紙・金沢 賢治)

笑顔でハモを掲げる鹿島さん