網走港で良型のカレイが釣れ出している。中心はまだカワガレイだが4月20日、第3埠頭にいた家族連れがマガレイやクロガシラを手にしていた。

午前8時半過ぎ、オイルフェンスのある岸壁角でタモを準備した両親に見守られつつ、小学生男児が重そうにリールを巻いていた。釣れたのは良型アサバガレイ。タモに収まったところで話を聞いた。

旭川市の篠永晃一さん(45)、こずえさん(53)、琉愁(るあ)くん(9)らは当時カレイを数匹釣っていたが、その大きさにびっくり。37.5cmのアサバガレイと同型がもう1匹、38cmのクロガシラ、46.5cmのマガレイなど、いずれも大型ばかりだったからだ。入釣は午前3時半ごろ。14、15号胴突き仕掛けに塩イソメを付け、晃一さんが約100mの遠投。当たりは満潮から下げ始めた6時ごろに集中したという。

実は40cm級カワガレイも上げたが、不味なイメージでリリースしたそう。だが今時季に同港で釣れるそれは臭みがなく、刺し身が美味だと伝えると、「次に釣れたらキープします」と言い、引き続きサオ先を見つめた。
(網走・斉藤 太一)