8月31日、湧別町の湧別川で71cmの大型ニジマスを釣ることができた。

午前6時半、開盛頭首工下の駐車スペースに着いた。頭首工下は過去に何匹か大型ニジマスを上げているワクワクするポイントだ。

先行者のルアーマンが戻ってきたので様子を聞くと、目の前のプールを探っただけで下流ではサオを出していないという。そこで、頭首工から200mぐらい下流でサオを出すことにした。

タックルは大型魚を想定しシーバスロッド3.6m、リールには根ずれに強いナイロン2.5号を巻いた。ルアーは金色シェル貼り15.3gを選んだ。

少し増水して薄く濁りがある理想的な条件の下、強い流れに向かってキャストを開始。10投目ぐらいだったと思う。ルアーを深く沈めた時に、ゆっくり押さえ込むような当たりが来た。

反射的に軽く合わせると、糸がピンと張って静止。その後、徐々に魚が暴れだし、強烈に引き始め、糸が出ていった。本格的なファイトの始まりだ。ここからが楽しいのだ。

内心ハラハラしながら魚を走らせ、糸を出されては巻き取るファイトを何度も繰り返す。10分ほどのやりとり後、ヒットした場所から40mも下った下流のプールで無事ネットインに成功。見るからにでかいニジマスは71cm、3.5㌔の極太だった。
(苫小牧・長谷川 浩二)