6日正午ごろ、函館市古部漁港の突堤右側の岸壁で、小気味良く魚を釣り上げる男性を発見。釣果を尋ねると「100匹くらいは釣ったかな!」と笑顔で応じてくれた。
地元の中村石男さん(86)の入釣は取材の約30分前。15~20cmのマイワシを100匹ほどキープしていた。1.5mの延べザオに白皮5号6本バリサビキをセット。
開始から粉末集魚剤をまいて集魚に努めると、すぐに足元に魚の群れが現れたという。そこへ仕掛けを投入すると5秒も待たずにヒット。釣れた魚を手早く外して再度足元に垂らすと、すぐに次が釣れる、まさに入れ食い状態だった。
取材中にもダブル、トリプルと魚を釣り上げる好調ぶりに、水面をのぞいてみると、そこにはおびただしい数のマイワシがおり、黒い塊となって海中を移動していた。この状況なら、時間をかければ200~300匹の釣果も容易そうな状況だった。
中村さんによるとマキエは必須で、「いったん足元に寄った魚を離さないよう、小まめにまく」のが重要とのことだ。
(本紙・梅津 佳)


