3月上旬から好漁が続く留萌港の春ニシン。3月28日は好ポイントとして知られる南岸壁で、爆発的な勢いこそないものの、サビキ釣りで安定した釣果が見られた。

午後4時半ごろ、南岸壁に係留されている海上保安庁の巡視船船首付近から、約20mの位置でサオを出していた士別市の男性(80)に話を聞いた。状況を尋ねると「前日から泊まり込みで狙い、30匹ほど釣れました」と話し、クーラーボックスに収めた釣果を見せてくれた。

士別市の男性が現地入りしたのは、前日27日午前8時ごろ。護岸際に自動シャクリ器を設置し、5.4mと7.2mの磯ザオを各1本用意した。仕掛けは青塗りの袖バリ11号のオーロラハゲ皮サビキ10本バリ。底付近に下ろして当たりを待つと、10時ごろにニシンが2匹ヒット。しかし当たりが続かず、この日は不調に終わった。

釣果が伸びたのは翌28日。午前4時ごろに釣りを再開し、朝まづめを迎えた6時ごろ、サオが大きく曲がりニシンがヒット。その後は約30分と短時間ながらラッシュとなり、数を一気に伸ばした。

釣果は27日の分と合わせて30cm前後のニシンがメインで、35cm級の良型が数匹交じり、30匹ほどをキープ。ヒットの多くは7.2mの長ザオに集中したという。一方で仕掛けのトラブルも多く、オマツリなどで4回ほど仕掛けが絡んだが、その都度交換することで手返しを維持し、短時間の好機を逃さず釣果に繋げたと話していた。

なお、同ポイントから左へ50mほどの位置にいた釣り人たちは、群れが濃かったようでいい人だと50匹以上をキープしていた。
(石狩・佐々木 徹)

良型ニシンを手にする士別市の男性