ウキルアーで釣れた77cm、3.8kg弱のサケと広瀬さん
広瀬さんが使用していたウキルアー仕掛け

 秋晴れの14日午前8時過ぎ、乙部漁港の漁協施設前周辺でサケが7匹ほど上がっていた。

 函館市の広瀬和樹さん(57)はまだ暗い午前5時過ぎに釣りを開始。釣り方は、ウキ下を1.2mほど取ったウキルアー釣り。45gのスプーンは赤系で、ピンクのタコベイトをかぶせたハリにエビ粉塩ソウダガツオを付けた。

 60〜70m投げてスローリトリーブした広瀬さん。周囲では同5時半過ぎからサケが釣れ始めたが、自身にはノーヒット。それでも粘り強くキャスト&リトリーブしていると、取材の20分ほど前に77cm3.8kg弱の雄のサケがヒット。着水点から半分ほど巻いたところで急に「ガンッ!」と強い当たりがきたという。

 広瀬さんによると、取材時までに釣れたサケは全体で5匹で、取材中には船揚げ場のすぐ左の岸壁にいたウキフカセ釣り師が2匹をゲット。ウキ下は3mほどで、エサはソウダガツオを使用していた。
(本紙・坂井 宏彰)

●ワンポイント
 広瀬さんによると、外海がしけ気味だった取材日の2日前は全体で40匹ほど上がる好漁で、複数匹手にする人が多かったそう。