ウキルアーで雌サケを射止めた千葉さん
釣り場も釣り方も変更して2匹目をゲット
サケが釣れた黒のアワビ貼りスプーンと赤のタコ
ベイトの組み合わせ

 えりも町歌別漁港のサケが急上昇。17日は全体で50匹ほどが上がる好漁デーだった。

 正午過ぎ、船揚げ場のすぐ右側の岸壁でサケ2匹を釣っていた千歳市の千葉辰男さん(58)に出会った。千葉さんは午前3時の入釣時、歌別川のサケマス河口規制の境界ラインが近い西防波堤先端手前に釣り座を構えた。釣り方はウキフカセ釣りで、ピンクのタコベイトをかぶせたハリにアルゼンチンエビをセット。ウキ下を約2m取り、ほんの5〜6mキャストして待つと、80cm弱の雄が釣れたが、その後は当たりもなく芳しくない状況が続いたという。

 そのため同11時に釣り座をチェンジ。船揚げ場すぐ右の岸壁角に釣り座を移し、釣り方もウキルアー釣りに変えた。ルアーは45g黒のアワビ貼りスプーン。タコベイトは赤。ウキ下を80cm取り、ニンニクソウダガツオをエサに80mほどキャストしてスローリトリーブすると、「コンコン!」という当たり。すかさず合わせて72cmの雌を釣り上げた。

 「待望の雌が釣れた」と喜ぶ千葉さんに当日の状況を聞くと、西防波堤先端手前で5、6匹、北防波堤で10匹ほど、南護岸や南波防波堤で計30〜40匹ほど釣れており、南護岸の垂らし釣りでは7匹釣った人もいるなど、今季一番とも言える好漁だった。
(札幌・三木田 久史)

■ワンポイント
 全体で5、6匹の日が続いていたが、取材当日に急上昇した。昨年、一昨年の序盤は不調だっただけに、今季はスタートダッシュに成功したといえそう。港内では駐車場以外への駐車は厳禁。