釧路東港が季節外れのマイワシと大型のサバの数釣りに沸いている。

15日午前9時半ごろ、漁業埠頭先端部にサビキ釣り師が30人近く集まっていた。お目当ては最近、港内を回遊している大型のサバとマイワシ。左側面先端にいた地元の男性2人組に話を聞くと「昨日は30~40cm級のサバを15~20匹釣る人を見た」そうだ。

この2人組は6時過ぎに入釣。計3本のサビキ用のサオを出し、仕掛けは白皮8号7、8本バリなどをセット。仕掛け上部に付けたコマセロケットには小まめにアミエビを詰め替えた。すると当初からマイワシが入れ食いでヒット。それに交じる形で、狙いの良型の30~35cmのサバもぽつぽつとヒットした。

2人は取材中に6匹同時にマイワシを上げたり、大きく横走りした35cmのサバを釣るなど好調で、10時ごろの取材終了時点でサバを6匹、20~25cmのマイワシを約200匹キープ。両魚種ともタナは3m前後に分があったそうだ。

付近で聞いたところ、「いつまで続くか未知数」と話す常連が多く、時季的に考えても早めの釣行を勧めたい。漁業作業の邪魔になる駐車は控えること。(本紙・金沢 賢治)

35cmの大型のサバを釣った釧路市の男性