釣果が低迷し、シーズン終了の様相を呈していた網走市北浜海岸のサケだが、ここに来て再上昇。11月15日、全体で15匹ほどが上がった。

午前10時ごろ、やや波がある中、全体で20組ほどが投げ釣りに励んでいた。好調だったのが通称コンビニ裏一帯で3匹の定数釣りの人が3、4人いたが、その左右の砂浜は不振にあえいでいた(※濤沸湖寄りはサケ・マス河口規制に注意)。

400m付近にいた七飯町から遠征の吉井さん夫婦は定数とはいかなかったが、夫婦で2匹キャッチ。さらに取材中に1匹追加し、「夫婦で定数だ」と笑った。

夫婦は夜明けから釣り開始。サオは各3本で、仕掛けはシルバーやアワビ貼りのフロート胴突き2本バリ。海津17号やスズキバリ大にはピンクで2号のタコベイトをかぶせ、エサはエビ粉塩ソウダガツオを付けた。

30mキャストすると、7時に64cmの雌、9時に67cmの雄、取材中に62cmの雌がヒット。釣り場全体で見ると、7時以降のヒットが大半を占めたようだ。

常連によると、エサ取りのフグは8日ごろから急に姿が見えなくなったそう。シーズンは残り短いが、悩みの種は1つなくなり、釣りやすくなったといえる。
(本紙・金沢 賢治)

奥さんの吉井里美さんが見せてくれた67cmの雄ザケ