函館市の秋本洋司さん(54)が13日、函館市川汲(かっくみ)漁港川汲地区で手のひら級クロガシラ6匹を釣り上げた。

秋本さんは曇りで波風が穏やかだった午後2時過ぎ、まず港内中央岸壁の左側面に入釣。20〜30分サオを振ったがさっぱり釣れず。先行者も小型のカジカ1匹と苦戦中で、粘っても期待が薄いと感じて移動を決意。2時半ごろに漁協施設前岸壁に移動した。

ハリを取り去った8gのノーマルブラー(蛍光レッド)をオモリ代わりにした1本バリの遊動式仕掛けに、エサはうま味調味料や顆粒のニンニク、エビ粉塩をまぶしたイソメを付けた。

10mほど投げてシェイキング&ステイで探ると、すぐにクロガシラが釣れたという。その後、釣れたり釣れなかったりを繰り返したが、終了の4時半ごろまでに同型を5匹追加。ヒットは全て足元付近だった。

今回秋本さんが使用した仕掛けは、オモリ代わりのブラーが単なるオモリではなく、ゆらゆら揺らめいてカレイの興味を引くのに大いに役立ったよう。ハリスが20cmほどあり、ハリがほぼフリーの状態を保ち、べた底を引きずらないため、根掛かりしづらい効果もありそうだ。
(本紙・坂井 宏彰)