桜の花はとうに散ったが、道東の海辺ではサクラマスという名の花が満開だ! 道東太平洋屈指の好ポイント、白糠町茶路川河口海岸で21日、全体で50匹以上の釣果が上がった。シーズンはまさに今が最盛期。海辺で思い切りルアーをキャストして季節外れのサクラの花を咲かせよう。

 

最盛期突入!
河口付近中心に全体で50匹以上の大漁

6月21日、白糠町茶路川河口海岸でサクラマスが全体で50匹以上釣れる大漁だった。

すっかり日が昇った正午にもかかわらず、河口左海岸で20人ものアングラーがロッドを振っていた。現地で会った音更町の雫石安律さん(57)によると、これだけ釣り人がいるのは朝方にサクラマスがよく釣れたから。雫石さん自身が入釣した夜明けの午前3時半ごろには、すでに河口付近は大混雑で入るスペースがなく、河口から70㍍ほど左に入らざるを得なかったという。

人気の河口付近は同4時ごろからサクラマスが釣れ始め、同5〜6時に到来したピーク時は河口付近で次々とサオが曲がったそう。ただ釣り人の数も半端なく、河口付近だけでも50人ほどはいたそうだ。

雫石さんは40gピンクゴールドのジグで同4時半ごろに55cm、2.3kgの良型をキャッチ。ジグを80〜90m投げ、3秒沈めてからただ巻きするとヒットしたという。

一方、現地で会った池田町の男性(36)は午前5時半ごろに河口から100mほど左に入り、35gイワシカラーのジグスプーンをデッドスローでリーリングして同9時ごろに51cmをキャッチ。期待した朝方には釣れなかったが、「なんとか釣れてよかったです」と胸をなで下ろした。
(本紙・坂井 宏彰)