20日、本紙情報協力船の第28海王丸(円角孝船長)に乗船した11人が紋別市コムケ湖沖でマガレイの大漁に恵まれた。
午前5時に紋別港を出港し、今季好調続きのコムケ湖沖10mラインで糸を垂らした乗船者。使ったのは同沖定番の両テンビンや片テンビン仕掛けで、ハリににイソメを付けた。初めの1時間は振るわなかったが、それ以降はヒットが頻発。25cm以上を主体に続々とカレイが上がった。今季は型が良く、40cm級の大物も交じって乗客は全員えびす顔だ。旭川市の千葉修さん(67)、石本周司さん(53)のコンビは「こんなに型のいいマガレイがたくさん釣れるのは7、8年ぶり」と喜ぶ。2人の仕掛けは両テンビン16号3本バリ。イソメを1匹掛けしてそれぞれマガレイを80匹ほど釣り上げた。半数は30〜40cmの良型で、40〜45cmのクロガシラも4、5匹交じった。
正午前の沖上がりを待たずに全員が35〜40リットルのクーラーボックスに入り切らないほどカレイを釣り、早々にサオを畳む人が相次いだ。
(本紙・三木田 久史)
●ワンポイント
円角船長によると、片テンビンよりも両テンビンの仕掛けの方が釣果は良かった。例年マガレイは今月いっぱい良型が狙え、それ以降は徐々に型が小さくなり数も落ちるが、シーズンは6月下旬〜7月上旬まで続くという。